2012-04-25 第180回国会 参議院 憲法審査会 第4号
○参考人(大石眞君) なかなか微妙な立場でございまして、特定の政策について私は是非を論ずるという資格はございません。そこで、そこはまあ御勘弁を願いたいんですが。 地域主権改革のあの法律は、名前はうんと詳しいものに変わりましたけれども、要するに、平常時に、先ほども強調しましたように、平常時においてどうやって制度設計をすべきかという問題と、それはもちろん大事なことなんですが、それと同時に、何かあったときにどうするかという
○参考人(大石眞君) なかなか微妙な立場でございまして、特定の政策について私は是非を論ずるという資格はございません。そこで、そこはまあ御勘弁を願いたいんですが。 地域主権改革のあの法律は、名前はうんと詳しいものに変わりましたけれども、要するに、平常時に、先ほども強調しましたように、平常時においてどうやって制度設計をすべきかという問題と、それはもちろん大事なことなんですが、それと同時に、何かあったときにどうするかという
○参考人(大石眞君) 特例措置、特に緊急事態の関係についての御質問でございました。 緊急事態という場合に、より厳密な意味で国家緊急事態というのを考える場合と、そうでない、大災害を含めたような言わば非常時というものはやはり区別されるべきですね。我々が固有の意味で使う国家緊急事態というのは、まさしく国の存立にかかわるという場合のことでございまして、この場合にはかなり強い措置をとるということが前提になっているわけでございまして
○参考人(大石眞君) よろしくお願いいたします。 私は元々仙台におりましたので、昔の宮城県沖地震をそこで経験をいたしました。あのときも随分ひどかったことを思い出します。その後に京都の方に参りまして、今度はあの阪神・淡路大震災をすぐ近くで見聞することになりまして、京都も大変な思いをいたしました。昨年の三・一一のときは私は竹橋のある新聞社の上におりまして、相当揺れまして、お台場の方の煙も見えたわけでございます
○参考人(大石眞君) 言わば長期的に考えるべき案件というものをそれなりに落ち着いて審議をというのは大賛成でございまして、先生おっしゃいましたように、具体的にどういう案件をそれに絞り込むか、あるいはそこから外すかという具体的な多分振り分けは難しいんだろうと思いますが、私どももずっと前に検討していたときに、やっぱり任期の長さから考えて、やっぱり参議院が果たすべき役割からしますと、じっくり落ち着いて長期的展望
○参考人(大石眞君) 順番ですと大体いいところは取られるものですからしようがないんですが、基本的に同じ立場でございまして、別のことをちょっと申し上げますと、その会期制度のことだけを申し上げますと、フランスには上院には上院の活動期間というのが保障されている。そういう制度的なバラエティーというのも我々は少し考えていいんじゃないかというふうに考えております。
○参考人(大石眞君) 御紹介いただきました大石でございます。 私は、ごく簡単なレジュメしか用意しておりませんので、少しゆっくりとお話をしたいと思います。 先ほどもお話がありましたけれども、岩井先生とは別のところでまた一緒に議論をしたことがございまして、どうも共同歩調になると余り面白くないという気持ちがございまして、参議院改革が主たるテーマでございますけれども、少し違った角度から私はお話を申し上げたいと
○大石参考人 おっしゃいましたように、両院制をとる場合に、アメリカのような連邦型上院タイプとイギリスのようなタイプがございます。それぞれの沿革はそれぞれ意味のあるところでございまして、したがって、その沿革の背景にある理由がなくなればそれは変わるものだろうと思うんです。 ただ、私が基本的に両院制だと申し上げたのは、一億二千万というのは、ヨーロッパでいうと三つぐらい国ができてもおかしくない人口でございまして
○大石参考人 冒頭から大変難しい問題を投げかけられまして緊張しているんでございますが、前半の問題は、要するに参議院組織法をどうするかということで、後半は、特に衆議院の現行制度というお話でございます。 参議院のあり方というのは、選挙制度を考える場合に、政党本位か個人本位かという視点は当然入ってくるんだろうと思いますね。それで、もし、先ほど申し上げたように、衆議院の方が政党を単位として政権を支えるということに
○大石参考人 御紹介いただきました大石でございます。 この政治の基本機構のあり方に関する小委員会にお招きいただきまして、まことにありがとうございます。 お手元に二枚の簡単なレジュメを用意しておりますので、ほぼそれに基づいて私の意見を申し上げ、御参考に供したいと思います。 なお、時間に限りがございますので、多少はしょったりするところがございますが、どうぞ御海容いただきたいと思います。 政治の基本機構
○参考人(大石眞君) お答えいたします。 私も、五歳程度の被選挙権の違いがどれほどの意味を持つかというのは非常に疑いを持っております。ですから、思い切って、ほかの国ではそういう例があるんですが、例えばある程度の知識、経験を重んじる。そういう意味での、我々の生きてきた知恵を重んじるという意味では、これは思いつき的な要素もありますが、自分自身の生き方を振り返ってもそうなのでして、例えば四十歳以上というふうにするならある
○参考人(大石眞君) どうもありがとうございます。 私の説明が至りませんで、言葉が足りませんでした。 現行制度にとらわれないというのは、実は憲法制定の過程のときにさかのぼるわけですけれども、憲法で権限、手続をある程度定めた、その場合に、本当はどういうふうにハウスを組織するかという選挙方法についてまで踏み込んで書かないことには、せっかく憲法で掲げた権限、両議院の関係というのが実は元も子もなくなってしまうというおそれが
○参考人(大石眞君) 大石でございます。どうぞよろしくお願いいたします。 ちょっと時間的な関係で、金曜日の夜にこういうお話が参ったものですから、レジュメをつくるのが容易ではありませんで、ようやく先ほどこのような形でレジュメを用意いたしました。ごく簡単なものでございますが、お目通しをいただきたいと思います。補足しながら話を進めてまいりたいと思います。 私の方は、この次に田中先生、非常に選挙制度にお